四十肩の正式名称は『肩関節周囲炎』といい、発症してから治るまで、次の3つのステージに分けられます。

  • 炎症(えんしょう)期
  • 拘縮(こうしゅく)期
  • 寛解(かんかい)期(回復期)

急性期

なんだか、肩がおかしい?という、違和感から始まって、数日後、急に強い痛みが襲ってきます。

  • じっとしてても痛い
  • 夜、眠れないくらい痛い

という症状が、1週間~1か月くらい続きます。

拘縮期

じっとしている時の痛みは和らいでくるけど、『動かすと痛い』時です。

  • ばんざいができない
  • 髪が結べない
  • エプロンの紐が結べない

という症状が、3か月~5年くらい続きます。

寛解期(回復期)

痛みがなくなり、肩も動くようになる頃です。

日常生活を送るのに、支障はなくなってきますが、違和感や動かしづらさが残ることがあります。

四十肩はどうすれば治る?

四十肩は自然治癒します!

放っておいても、いつか治りますが、注目してもらいたいのは『拘縮期』の期間です。

3か月で治まると分かっていれば、我慢もできそうなものだけど、5年って、ご、ご、ごねん・・・ガクリ

って、なりませんか。

四十肩で苦しんだ方の中には、拘縮期が10年かかった例もあるとか。

急性期には安静が必要ですが、拘縮期をできるだけ早く抜け出すためには、できるだけ動かすことが重要です。